■レーシック情報:適性はレーシックの種類によって変わるブログ:2019-01-17
お父さんはおいらが産まれた日、
大阪駅に出張に行っていたそうです。
小さい頃に父母を亡くしたお父さんは
父母になるということに、
とても強い思いを持っていたようです。
「親戚中がお前が生まれたことを祝ってくれたんだぞ」
「お前が生まれてきて、みんなすごく喜んでいたんだぞ」って
少し興奮しながらおいらに話してくれました。
小さい頃のおいらはとても神経質な赤ちゃんで
手でゆりかごをしている時はスヤスヤ寝ているのだけれど
寝たと思って、そっと布団に置くと「ギャー」っと泣き出す。
一晩中、抱いていたことが何度もあったということを教えてもらいました。
手のかかる娘だったみたいですね。
そして、
たくさんの思い出話を聞かせてもらった後、
最後にお父さんがこう言ったのです。
お前が生まれて来た時、こんなことを思ったんだ
「わしは父母がいなくて
父母がいない娘、父母がいない娘と言われ続けてきた」
「だからこの子は、父母がいない娘にはさせたくなかった」…と。
「そのためにも、これからもっと頑張ろう!」
「家族のために頑張ろう!」
そう思ったんだそうです。
その時、
お父さんは込み上げてくる思いを一生懸命抑えているようでした。
言葉では説明できない、いろんな思いが湧き上がってきたのだと思います。
お父さんはとても厳しい人でしたが、
いつも一生懸命、おいらを育ててくれました。
父母の愛情を受けたことがないのに、おいらに愛情をくれました。
お父さんもママも子育てをしたことがなかったけど、
おいらを立派に育ててくれました。
真実の愛とは
「自分が与えてもらえなかったものを与えること」
なのかもしれませんね。